蕎麦へのこだわり

ねじきそば看板

60年以上も前にここ「丹波篠山・今田黒石」の地で生まれ、食べる物といえば、春はタケノコ、ワラビ等の山菜、夏は黒石川で釣れるアユ、ハヤ、たまにうなぎ、秋は親父の作った米、そしてシイタケ、コウタケ、シメジ、冬はイノシシ、ウサギ、キジ等自然にあるがまま食してきた。

いつの頃か、この地でも街と同じ物が同じ時に年中何時でも、わが家でもたべられるようになった。40歳過ぎにふと思った、

米の味に違いがあることを。

米って日本中、作り方は同じに育てたのだからそんなに味も変わらないって思っていたが、、、、親父の育てた米が食いたい、お爺の獲ったイノシシが食いたいとか。

手つかずの自然が今も残る「篠山の奥地・今田黒石」で自分たちの手で種を捲き、育て、刈り取ったソバの実を挽いて作った、混じりもののない蕎麦粉を使って「十割蕎麦」を作っています。

時夢館の所在地は、黒石ダムのほとりでこれより奥には工場はおろか民家も何もない。その岩盤の下21メートルより噴出している軟水(pH6.2大腸菌・雑菌類0)で打つ十割蕎麦を食してほしい。

そして、世の移り変わりの激しい昨今、せめて今だけは何も気にせず太古の昔と変わらない情景と、小川のせせらぎを耳にし、のんびりと過ごしていただきたい。こだわりは蕎麦だけでなく、

「小川のせせらぎと、頬をなぜる風」だと思っている。

 

 

いろりの蕎麦


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